インドと日本の縞 List: (長崎)より

 



長崎list:さんのポストより

そう、listさんでの展示は、ヤンマ産業さんとはじめた布を通じたイベントWarp and Weft(ワーペンウエフト)からはじまったのでした。(キヤリコは、いったん去年をもってワーペンを卒業していますが、もちろんご縁は続いています!)

ヤンマ産業さんが使われる会津木綿などの布と、インドのコロマンデルやサントメ、日本に渡ってきた唐桟留には、何か繋がりがありそうだ、というところから、私も日本の和綿布の歴史を紐解きはじめ、インドの会社の名前の一部にSantomeと名付けるまでに。

今年から、コロナ前にはじめ一時中断していた南インドでのプロジェクトも再開しています。
そのプロジェクトのきっかけをつくってくれたのが長崎出島内で行ったトークイベントでした。

写真の縞は、日本のある地域の縞を模したもので、ベンガルで2016、2017年ごろに織ったものですが、いかにもアンドラプラデシュやテランガナにありそうな柄。

こうしたインド渡りの縞がジャワなどを経由して日本に入り、
日本ではそれに似た縞が織られ、
そうした裂を元に再びインドで同じような縞を織り、それを服に仕立てて日本に送り、
それを日本で購入してインドに連れ帰った友人の現代美術家Manisha Parekh氏。
@manisha.parekh5
そして、本日日本に送られてきた写真。(下の2枚)



印->日->印->日->印->日

何往復もして、育まれ交歓される布の面白さ。

こんな時代がくるとは思いませんでした。
   
長崎出島listさんでの展示は、30日まで。
是非ご覧見ください。

@list_dejima 
・・・

かすり縞カディコットン

CALICO 単独展示の前身は、ヤンマ産業との共同展Warp&weft でした(懐かしい)。その時に絣のデザインを元にインドで作ったカディコットンの「かすり縞」が、久しぶりにルーズシャツと、新作のVネック長袖シャツで届いています。少し透け感のあるカディコットンの、涼しく展示軽やかなシャツです。

CALICO Travel report 2025
6月20日(金)-30日(月)
11:00-18:00 24日(火)休み

アジュラック、ブロックプリント、ジャムダニ、在来種オーガニックコットン、カンタ、、、広大なインド各地で育まれる手仕事の布は、その土地の風土や歴史、かつてそこに生きた人たちの存在を伝えてくれるものです。

キヤリコ代表の小林さんのインド亜大陸を縦横無尽に移動しながら、各地の職人と作った服や小物を、今年もList:の空間で心ゆくまでお楽しみください。

「布は、時間と空間を旅し、伝播する。
作った人々の想いをのせ、 纏う人々の生きる姿として記憶されるために。

布は私たちの想像力を映す鏡。
手仕事の布を纏うことで
私たちは旅を続けていける」

今年もキヤリコとベンガル発のブランドMAkU TEXTILE が現代インドの風を長崎へお届けいたします