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View moreカラコットンの小売・卸価格改定について 2023年2月10日より、インド・グジャラート州のNGO Khamir(カミール)が取り組む在来種のワガドコットン、通称カラコットン生地の日本国内価格を改定します。 カラコットンは、インド亜大陸に元来栽培されてきた短繊維の在来種コットンの一種です。在来種コットンは、農薬も要らず、降雨水のみで育つため環境負荷が少ないことから近年注目されています。 1947年までは、コットンの97%が在来種でしたが、1970年代以降、加工がしやすく、工業生産に向いているとされるアメリカ大陸由来の遺伝子組み換えコットン(通称Btコットン)に切り替えられていきました。現在では、4%のみが在来種といわれています。 詳しくは、こちら。 弊社では、2016年ごろより弊社デリー事務所を経由してカラコットンの扱いを本格的にはじめました。以来、その独特の縮みやすさからつくられるシボ感、懐かしさを覚えるやや茶色がかった色味などから、暑いときも寒いときもつい手に取ってしまうコットンであると静かな反響をいただき続けています。 日本では、弊社だけでなく、さまざまな作り手の作品などを通じて、すでに長年カラコットンに親しんでくださっている方も少なくないかと思います。 ところが、インドや世界全体では、意外にも需要が伸び悩んでいます。せっかくカラコットンを復興し、手がけてきた農家のなかには、カラコットン生産を諦め、安定的な需要が見込めるひまし油の生産に鞍替えしようとするひとも少なくありません。 今回の取り組みは、これまでCALICOが弊社デリー事務所を介して品質管理し、輸入販売してきた生地を、Khamirからの直接的な委託預かり販売に切り替えることで、弊社の在庫リスクを軽減し、価格値下分として転嫁しようとするものです。 価格を一層手に取りやすいものにすることで、さらなる普及を図れたらと思っています。もちろん、弊社基準での一定の品質保証は今後もCALICOが行ってまいります。 ◯ 小売価格 ペティチャルカカラコットンカディ 3,520円 ->...
新春2025年1月の企画展のお知らせです。 グジャラート州カッチより、天然染や伝統素材の布の研究をしつつ、素朴な織りの営みを継続するVanker Shamji Vishram シャムジー氏を六年ぶりにお招きいたします。 インドの手仕事布が脚光を浴びるに従い、闇雲に多くのものを作ってそれを発展とするような風潮があるなかで、彼は、誰も見向きもしなかった在来種コットンやローカルシープウールなどの素材の活用に真っ先に取り組み、彼の父親や祖父の顧客であったラバーリーの方々を訪ね歩いて、一度は絶えたラック染の伝統布の紡ぎや織りを研究しました。 また、彼は、本来彼らの伝統ではない藍染を研究し、独自に天然の材料での藍建てをするようになりました。織り師の家ではありますが、今やインド屈指の藍染工房としても知られます。 伝統を紐解き古きに学びつつ、慎重に新しいものづくりを試みる態度は、市場の喧騒を他所に、地道にものづくりに取り組むインド各地の織り師に静かな影響と希望を与えていると感じます。 そんな彼と共に各地で皆様とお会いできるのを楽しみにしております。またタイミングが合わず在廊がかなわない企画展でも作品をご覧いただけたらと思います。 営業時間や定休日は、各ギャラリー・ショップ様の発信サイトを念の為ご確認ください。 — 1/8(水)-19(日) ”CALICO : the...
今年も残すこと、あと50日あまり。いよいよの、冬に向かいます。 11月11日まで開催のCALICO : the EXHIBITION vol.4 Khatris in Transitionにたくさんお運びくださいましてましてありがとうございました。 ご案内が遅くなりましたが、11月と12月の企画展のご案内となります。 11/11-27 ベルーリア(高崎) 11/16-12/10 遠近 (徳島) 11/16 在廊予定 ...