Long V neck dress by MuslinD

ロングVネックドレス モスリンD (300カウント)

モスリンDの生地で仕立てたVネックのロングドレス。

デザインの特徴であるはしごステッチと極細番手の生地の透け感が調和しています。

少しゆったりとした優雅なお作りで、涼やかに着ていただけます。

モスリンとは古来ベンガルの地で織られ、世界中の人々を魅了してきた極細番手のベンガル綿布のこと。
現在のバングラデシュのダッカ地方が主産地として知られてきました。しかし、モスリンに欠かせない短繊維(注 かつて長繊維と説明してきましたが、短繊維であったことがわかりました)の原種がほぼ絶えており(博物館に残るのみ)、その生育地であった沿岸部が長年の侵食によって失われ、極細番手を織ったことのない織り師が大半の今日、当時と同じ仕様のものを復元するのはかなり難しいとされています(試験的な再現は行われています)。

一方でインドの西ベンガル州では、100カウント以上の手織コットンを現代のモスリンと称して奨励しようという動きが盛んです。また、500カウントといった極細番手に挑戦する織り師も僅かながら現存します。

モスリンDは、そうした動きの中で開発され、現在はホワイトの生地は経糸緯糸ともにアンバーチャルカ糸を使用し、染色を施している生地は経糸が紡績糸、緯糸は約300カウントのアンバーチャルカ糸で織っております。

肌触りは柔らかく、うっすらと光を通し、細番手のカディの中でもひときわ繊細な印象です。

modeling by Chisa Matsumoto @kitchenwork