CALICO : the EXHIBITION vol.4 Khatris in transition  変わりゆくカトリーの世界

CALICO : the EXHIBITION vol.4
Khatris in transition 
変わりゆくカトリーの世界

インド亜大陸で、何世紀にも渡り、染めの仕事に従事してきたカトリー(Khatri)の人々。

室内に注がれる慎ましい光の元、経典を繰るように黙々と行われる緻密な作業と、照りつける太陽の元で、布の逞しさに頼って行われる荒々しい洗いや乾燥の作業。
極端を行き交いながら、それがやがて、世界の部分でありながら、全体を映すような、独自な布宇宙を作り上げる。

日本において、多くのインド布は、長らく「更紗」として扱われ、背景を知らされない、静物=ものとして捉えられてきた。どのように解釈し使うかは使い手に委ねられ、作り手の存在や本来の用途は、そこから遠い彼方にあった。
今は、作り手がこうして日本にやってくる時代だ。そうした布のひとつひとつに、さまざまな思いや背景があることを知る。
その上で使い手としての眼を養い、布との新しい関係をつくっていくのが面白い時代なのかもしれない。

CALICOでは、2019年、2022年にアジュラック染のSufiyan Ismail Khatri氏、2023年にバンダニ(括り絞り染)のイベント開催初日の9/13は、Abduljabbar Khatri氏をお招きし、展示やワークショップを行なってきた。
本年は両氏に加え、Sufiyan氏の父親であるDr. Ismail Mohmed Khatri氏をお迎えし、その歴史と現在、これからの彼らの染仕事の未来について、交歓する佳き機会としたい。

イベント開催初日の9/13は、オープニングを記念して、3名のカトリー氏と、ゲストスピーカーにカトリー研究の第一人者である金谷美和氏をお迎えし、トークイベントを行います。
また、9/14に、バンダニ染のAbduljabbar氏、9/15にアジュラック染のSufiyan氏によるワークショップを、本年は東大寺転害門近くの「工場跡」さんにて開催いたします。
募集要項につきましては、イメージにてご覧ください。
月火定休のため、応募受付と受付のご返信は8/27からとなります。あらかじめご了承ください。

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