

書籍「CALICOのインド手仕事布案内」
インドの農村に伝わる普遍的な布の営み。それを知りたいという興味にはじまり、実験的に布を生産することを繰り返しながら、織り師や作り手に学び、手を携え、いつしか憧憬やノスタルジーだけでない、リアルなインドの手仕事布の今を知ってもらうことが、CALICOの活動の一部となりました。
「CALICOのインドの手仕事布案内」小学館
文:小林史恵 写真:在本彌生
2300円+消費税
B5変形版 160ページ
(2025/7/5追記)
正誤表はこちらです。
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CALICO小林の興味や視点、旅そのものを通じて、インド布の世界をご案内するような内容です。
そこに描かれるのはインド布という広大な森の一部ではありますが、その大きさや豊かさに想像を巡らせていただく糸口となれば本望です。
お申し込みいただいた方に、カディのハンカチか、50cm四方のカディのはぎれをプレゼントします。
以下、小学館様によるご紹介。
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【ご紹介】
インドの美しい手仕事布をめぐる旅
ここ数年、かつての“安くてキッチュなもの”というインド雑貨のイメージを覆す“いまも続いていることが奇跡のようなインドの手仕事”が注目されています。本書は、そんなインドの手仕事のなかでも、カディ(手紡ぎ手織りの綿布)に代表される、とりわけ注目度の高いテキスタイルに焦点をあてます。インドの手仕事布の現状を最もよく知る日本人のひとりであり、CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSを主宰してインドの職人たちと伝統技術を活かした布づくり、服づくりを続ける小林史恵さんが、広大な大地に広がる奥深いインド布の森へご案内します。小林さんの文章とともに旅の道案内をしてくれるのは、インドの手仕事布の世界を織りなす生命力あふれる人、布、大地を色あざやかに切り取った在本彌生さんの写真。どんな布が、どんな土地で、どんな人々により、どうやってつくられているのか─インドの手仕事布の“今”と“すごさ”がわかる一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
インドの手仕事による染織品はヴィンテージをもとに語られることが多いなか、“今”を伝えることにこだわった本書は貴重なドキュメントでもあります。途方もない時間や労力がかかる仕事が、なぜインドでは今も生業として続くことができているのか。布を知り、背景を知るごとに実物にふれてみたくなる、布好き必見の本です。
目次
インド布のことば/1章 インドの布をもとめて/2章 世界を変えたインドの布/3章 インド手仕事布の今 1:カッチのひとびと 2:天然素材への回帰 3:アイデンティティの時代/4章 CALICOの仕事