genzaiさんの展示風景より

昨日は、滋賀五箇荘にあるgenzaiさんに在廊させていただきました。
お越しくださいましたみなさま、ありがとうございました。

夏から秋に移ろうなかでの、初のキヤリコ展。
田園風景の緑につつまれた素敵な古民家で、定番のカッチアジュラック染などを中心に、合いの季節にも嬉しいモスリンコットンやシルクの羽織、男女兼用のシャツやパンツなどを展示いただいています。

こちらのRajasthanの本は、店主 中山さんの私物。


序文は、ベンガルの巨匠Satyajit Ray。彼は、1974年に"Sonar Kella"(黄金の砦)いう映画を撮っていますが、ベンガル人の情緒を通じてみるラージャスターンの素晴らしさが描かれたミステリーとのこと。当時の風俗がみられるのはとても面白そうですね。 youtubeでもみられるみたいです。

今回の展示作品のうち染布は、グジャラート州カッチのものが多いですが、ラージャスターンの布も、同じくパキスタンのシンドにその源流を擁するものも少なくありません。
また、織布の多くはベンガルのものです。ベンガル人Santanu Dasによるmakuもお持ちしています。

それぞれの土地や、その地に伝わる豊かな営みに思いを馳せつつ、是非インドの秋色の布を愛でにいらしてください。

9/30まで 
@genzai_gokasho