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鎌倉招山さんにて、インド各地の手織ウールの布と服を展示中です。
初日の10日、在廊させていただきました。足をお運びくださった皆さま、ありがとうございました。
一般に暑いとされるインド大陸の布で冬を越すイメージはなかなか湧かないものですが、
現地の職人や団体と共に、砂漠のウールに取り組み出して9年ほど、こうしてウールを特集した展ができるようになり、感無量です。
機会を作ってくださった招山の渡辺さん、ありがとうございました。
こうした取り組みができるのも、Desi Oon HubやKhamirのみなさん、Vankar Shamji Vishram氏とご家族、Bhujodi村のみなさんが、それぞれが失われつつある牧畜の民と羊毛文化について運動をはじめ、学ばせていただいたことが大きいかと思います。
当初は誰もが(主にインドの方が)、インド人でさえ見向きもしない野生味のある砂漠のウールを日本で紹介することに懐疑的でしたが、毎年少しずつ製品化や改良を重ね、今や、私たちの冬に欠かせない布アイテムとなりました。
特に、彼らの伝統であるラック(カイガラムシ)染のウール布は、一度はこの世から失われた仕事でした。昨年の1月にShamji氏が来日した際にその復元の過程をご紹介させていただきました。
ラック染のウール布は、氏にお願いしてから2年ほどかかり、昨年より少しずつ紹介してきました。ラックを染める前の準備工程だけでも20日くらいかかるもので、色が薄すぎると迫力も味気もありません。しっかりした臙脂色はウールの素材があってこそ。
精巧な作品も作ることができるにも関わらず、技巧のみに走らず、素朴な素材を基に、砂漠の景色に適う布を作ることを信条としてきたShamji氏の仕事の真骨頂とも言える布だと思っています。
Ladakhのウール布については、Ladakhで活動してきた友人のSonal Chanana氏と手がけてきたものです。
10年くらい前にさまざまなデザイン企画をし、ご好評をいただいたにも関わらず、諸事情で半分も納品できなかった事件があり…、その後は、生態系にとっても無理のない形で、何か本能的に良い素材やものづくりの機会がやればやろうと、可能性を探ってきました。
今回ベストに仕立てたLadakhのウール布は、まるで羊の毛がそのままあるように毛羽だっており、細幅の織布を薪の熱で温め繊維を梳かしお作りしています。モンゴルやチベットなど東方から伝わった技術と現地では言われており、まずは毎年数メートルずつでも品質がよいものを作ろうといいやっていただいています。
カシミールのハンドパッティングのウールフェルト布は、職人のFarooq Ahmad Khan氏にお作りいただいた作品です。Juhi Pandey氏やAditi Vitasta Dhar氏と、彼らと同じNID(国立デザイン大学)を出て現地でデザインによるクラフトの復興活動を行っているBurhanuddin Khateeb氏にも協力いただきました。
カッチやラージャスターンではほぼ消えかかっているフェルト作りが、ウールの素材が豊かなカシミールではまだまだ盛んです。
西方からインドの砂漠へ、東方からインドの山々へ伝わったウール布の文化、その現在をみる機会です。
是非鎌倉までお越しください。
1月18日まで
"Feeling Wooly"
11.00-17.00
招山 雪ノ下
鎌倉市雪ノ下1-9-29 金子ビル201
@shouzan33





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