CALICO is coming to Shoka: , Okinawa...after two years...!
3/20 Sat - 4/4 Sun (会期中 火 ・水定休日)| 12:00-17:00 | 沖縄市日屋根6-13-6
田原あゆみさんが主宰される沖縄のShoka : さんで、2年ぶりの企画展開催です。
私の中で、インドと日本本島の間にあるひとつの時空、沖縄。
沖縄で、なぜかいつも思い出すのは、南インドのある村で、土地の人々しか知らないと言われ、通された秘密の場所。この世には、まだまだ自分の想像も及ばない、清らなものがある、という気持ちを思いださせてくれます。
インドの手仕事にも、同じようなものを見いだすことがあります。それが何かは、うまく言えませんが。
最近刊行させていただいた「CALICOのインド手仕事布案内」にも、2018年にmakuのサンタヌと沖縄を訪問したときのエピソードが収められています。
疫病対策に充分気をつけつつ、皆さまにお会い出来るのを楽しみにしております。
以下は、田原あゆみさんによるご紹介です。
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この春の美しさといったら今までの比ではない。
陽だまりを眺めているだけで景色がにじむ、大禍の暮らしの中で、しあわせって身近なものだとつくづく感じた。
美味しいものを食べ、家族と過ごし、好きなものが周りにある。
暮らしも感覚も大層シンプルになると、「これがいい」で選んだものが私たちの幸せの土台になっていることがよく分かる。
価格や人の目ではなく、自分の心が求めている物事に応えることで日常はうんと豊かになる。
CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSは、主宰の小林史恵さんが人の未来の生きる力となりうる仕事を継続させ、そこから生まれた布や服たちを、「これがいい」と選んでくれる人たちのもとに届けたい、ということが軸となって運営されている。当たり前のようでいて、実現・継続できる人はそう多くない。
2021年3月1日発表の史恵さんの本「CALICOのインド手仕事布案内」に、人の暮らしのあるべき姿を見た思いがした。
心に導かれる人生の豊かさをこの本と、CALICOの衣服たちからぜひ感じてほしい。
そして何よりも、たなびくカディを通して今年の風を感じたい。
透ける糸を通して光を見たい。
2021年春 Shoka: 田原あゆみ