CALICO is coming back to Dejima, Nagasaki…!
…for the co-exhibition and talk with Tatsuaki Sakaki san (tribe).
本年2度目の長崎・出島入りです。
今回は、長崎出島List: の松井知子さんにお声かけいただき、長年中央アジアなどのラグや布を扱われるtribe 榊 龍昭さんとの合同企画展となります。
出島は、鎖国時代の日本で外国籍の会社(東インド会社)が唯一貿易を行うことができた港であり、
日本の銀や銅と引き換えに(東インド会社にとってはこちらの確保が主目的)、舶来の物産が数多持ち込まれた場所でした。
当初は香辛料や羅紗や絨毯、やがてはコロマンデルやグジャラートの綿布、ベンガルの絹などが出島を経由して日本各地にもたらされたといいます。
そのような綿布の一部は、キヤラコと書かれていることもありました。同時期に、ヨーロッパに渡った綿布が、カリカット(Calicut)港から渡ったコットン(cotton)として、calicoと呼ばれるようになったためだと思われます。
一方、ムガール帝国は、ペルシアの文化や独自の大陸的文化を融合継承し、産業移転するような形で、インド亜大陸各地に布生産の拠点を形成していきました。そこで作られた産物の一部は、出島を経由して日本に。
島々を経て、出島を通過して入ってきたさまざまな布と、
インドのみならず現在大陸で消えゆきつつある布の営みに思いを馳せつつ、お話ができたらと思います。
「沙漠の民と冬の華」
-tribe / トライバルラグ
-CALICO : the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS / インドの在来種ウールと手仕事布
2024.12.6 Fri-16 Mon 11.00-18.00
トークイベントは、7日に予定しています。
Picture:
works by Sufiyan Ismail Khatri, Khamir & CALICO
photo by Haruhi Okuyama
modeling by Chisa Matsumoto
@tribesakaki36
#Repost @list_dejima with @use.repost
「沙漠の民と冬の華」
-tribe/トライバルラグ
-CALICO/インドの在来種ウールと手仕事布
2024.12.6.Fri.-16.Mon.
11:00-18:00
私を魅了して止まない西・中央アジア、そしてインド亜大陸の布文化。素材や織り目、結び目のひとつひとつから、その土地での暮らしや、人々の心の機微が伝わってくる布との出会いは、その土地や部族、家族に受け継がれる歴史に触れさせてくれる旅をしてるようです。
西・中央アジアの遊牧民の生活のための手仕事を、40年近く日本に紹介されているtribe・榊龍昭さん。インド亜大陸の布にまつわる営みを、現地の人たちと共に持続させる活動を行っているCALICOの小林史恵さん。お二人は共に、大陸に広がる布文化の源へ心と体を通わせ、時代と共に変化を遂げるその姿を伝え続けられています。
今回初めてList:でご紹介するtribeからは、遊牧民の暮らしから生まれ、長く受け継がれてきた絨毯やラグなどの毛織物を。そして冬の展示は初めてとなるCALICOからは、インドのシープウールやカラコットンなど、在来種に着目した小物や洋服などが届きます。大陸の民から届く、寒い冬に咲く華のような作品をどうぞお楽しみください。
-お話し会のお知らせ
初日より4日間在廊いただく榊さんには、7日の土曜日にCALICO の小林史恵さんと一緒に対談形式でお話しをしていただく事になりました。知らない事が多いトライバルラグの世界への入口として、40年ほど携われてこられた榊さんのお話をたくさんの方に聞いていただきたいです。どなたでもご覧いただけますので、ぜひ時間に合わせてご来店ください。(写真はイメージです)
◉お話会 12月7日(土)16時〜18時(参加自由)
「tribe 榊龍昭氏とCALICO 小林史恵氏による対談」
大陸から織物が渡った出島へと思いを馳せながら、歴史、現地の人たちとの関わりや、これからのことなど。
tribe 榊龍昭氏在廊予定 12月6.7.8.9日
CALICO 小林史恵氏在廊予定 12月6.7日