KANTHA カンタ



刺し子刺繍の布を総称して、カンタ(Kantha)という。ベンガル地方などでは、女性が家の中で古くなったサリーを重ねて刺し子刺繍を施し、主に赤ちゃんのおくるみや敷物として使ってきた。布を重ねてシンプルな直線を施したラリーキルトや、刺繍で村の様子や現地の鳥や花々などを隙間なく刺して、その周りの空間を素朴なスティッチで埋めたノクシカンタ、ノクシカンタとは逆にモチーフの周りだけを隙間なく刺すバルバトカンタ、すべてを埋め尽くしたスジュニカンタ(主にビハール州)など豊富なバリエーションがある(名称については諸説あり)。一枚をつくるのに数か月を要する。
 

カンタの代表的な技術

チェリ(ヘリンボーンのような刺繍)
 

グリラム(線刺繍)

ノクシカンタの「ノクシ」と同じ意味です。

ティップ(丸刺繍)
 

アグフォー(サテンスティッチ)
 

刺繍する女性、ひとりひとり、好きな技術が異なります。


上のSarina Bibiさんはグリラム、真ん中のMariam Bibiさんはチェリやティップなどのやや複雑なスティッチが好きだそう。

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