アルチャナ・クマーリの刺繍・インドの手仕事布 at the STABLES(青森)

Small sujuni works from Archana Kumari's village... now exhibiting at the STABLES, Hirosaki

ビハールに伝わるスジュニと言われる刺繍。
隣接するベンガルのカンタ(刺子)にも似た具象性の高い表現が多いのですが、大干魃が発生した60年代後半より民俗画マドバニ・ペインティングの要素を加え、村の様子などを刺繍で描き、工芸品として盛んに作り出した経緯があります。
ですので、今、多くの方の目に触れているスジュニは、"新スジュニ"といってもよいかもしれません。

Archana Kumariは、そうした新スジュニの表現を踏襲しつつも、さらに新しい発想で、彼女独自の作品を作り続けてきました。CALICOも、2013年ごろより、彼女の作品を紹介したり、一緒にデザイン企画をしてきました。
クッションカバーなど、いまもご好評いただいているアイテムがありますが、そうした製品を作る流れが一度できてしまうと、10代の頃に彼女が取り組んでいたような、独自の表現を要する大きな作品を作るのが年々難しくなっているようにも感じました。

無理にただ大きいだけの作品を作らず、小さくてもいいから独自の作品づくりをはじめてほしいとお願いしたのが2020年。

ようやく2023年ごろから、彼女の村の女性たちが手がけた小作品を送ってもらうようになりました。集めてきたなかから幾つかを、青森のthe STABLESさんでご覧いただけます。

the STABLESさんにお声かけしたのは、3年前の冬、彼女の作品を中心とした企画展を開催いただいたとき、北の地の白銀に、明るいスジュニの色彩がものすごく映えたからです。

写真は、2年前に彼女の村を訪問したときの様子。

若い女性たちの作品は、まだ"マドバニ的"な表現に慣れ親しんでおらず、無垢で、むしろかつてのスジュニ然としていたことが面白かった記憶があります。詳しくはこちら

 


アルチャナ・クマーリの刺繍・インドの手仕事布
2月5日(木)-28日(土)
at the STABLES 弘前

@thestables_jp 
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アルチャナ・クマーリの刺繍・インドの手仕事布
2月5日(木)-28日(土)

2月は静かに、後述の小さな絵の会を...と思っていたのですがその前にいつもお世話になっているCALICOの小林史恵さんからのご厚意で、以前CALICOの会の中で紹介し、大変好評だったアルチャナ・クマーリさんの手がける刺繍作品数枚と、彼女が村の女性と手がけるスジュニ刺繍の製品を紹介する機会を得ました。

Archana Kumari / アルチャナ・クマーリ
スジュニ刺繍アーティスト・デザイナー インド東部・ビハール出身。14歳の時にアメリカのNGOのスタッフに伴われてニューヨークを訪れ、刺繍のデモンストレーションを行う。初めての飛行機、初めての都会。村では当たり前の光景であった自らの刺繍を愛でてくれる人々。まだデリーの町さえも見たことがなかった彼女にとって、そこで得た
経験と刺激の意味は大きく、後の彼女の世界を拡げるきっかけとなった。その後スジュニ刺繍の大作を制作し国内で評価も受けるようにもなり現在殆どの作品も記録も彼女の手元に残っておらず、一部は書籍などで見ることができる。
篤志の方々のサポートを受けて、デリーのファッションカレッジに進み、みずから村の女性たちと共にビハールのスジュニ刺繍を伝える活動をはじめる。
彼女の手がける刺繍画は魔除けや家内安全を願って描かれた伝統画マドゥバニ画またはミティラー画と呼ばれる伝統画に影響を受けて、それを踏襲・昇華したもの。細部にある独特の糸のリズムと画全体の大らかな調和が見どころの一つです。

他にもCALICOの紹介する
インド各地の普段使いの手仕事布も
併せまして、特別企画として紹介します。

白い雪に包まれたこの季節
遠い南の国の仕事でお楽しみください。
会期は2月いっぱいに設定しました。
お天気の様子を見ながらよきタイミングで
ご覧ください。

#calicoindiajp
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@thestables_jp Instagramより引用させていただきました)