12月の企画展
いよいよ冬の寒さも本格化してまいりました。
11月中は奈良のBhavanや各地の企画展にお運びくださりありがとうございました。また、デリーでも本年最後のオープンアトリエにお越しくださりありがとうございました。
小林も、本年5度目の渡印を経て無事帰国しました。久々にしばらくベンガルに滞在し、13年ぶりに訪問したシャンティニケタンでカンタのプロジェクトを進めたり、染色家Jagada Rajappa氏のワークショップのお手伝いをさせていただいたり。ワークショップには、インド各地の様々なデザインスタジオの方々が参加しており、現地の染織がこれからまた面白くなる予感に満ちていました。
CALICOの定番の布については、年毎に何を織っていただくか慎重になっています。走りすぎず、溜めすぎず、程よいバランスを考えながら、でも絶え間なく作り続けるために。
織り師は減る一方なのに、村にはデザイナーの置き土産の様々な柄が溢れかえり混乱している状況は何かが違うと思い(それに私たちも寄与してしまったことは認めつつも)、一呼吸して、改めて素材と工程がしっかりした基本の布が一番必要だと強く感じています。
インドでも、日本でも、まずは良い手織布が欲しいのに、現代はそれがない不自由なカオスです。来年は一層基本の手織布に力を入れたいと思っています。よい手織布があってこそ、染めの表現がきまります。
友人のテキスタイルデザイナーShreya Kanoi氏とは、彼女が率いるCraft Studioを訪問し、来年コルカタで開催を予定しているカンタと刺子のイベントの打ち合わせをしました。その足で、テキスタイル界のliving legend、Rubi Pal Choudhury氏の訪問も。
今年の春夏にご紹介したモクレノ(蚊帳織)の織り師を紹介いただいた御礼も兼ねて。
その後は、南インドへ。素材の調達でなかなか進まずにいたコロマンデル更紗プロジェクトですが、兆しが見えてきました。
お披露目できるのはいつになるか、神のみぞ知るです。
本年の最後を締めくくる企画展、各地の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
A (名古屋)継続中 12.7 Sun まで
エフロクブンノイチ展示室(札幌)12.7 Sun - 12.13 Sun
12.7 小林 在廊
guu(松本, 長野)12.12 Fri - 12.21 Sun
12.12 小林 在廊
朔(津山, 岡山)12.19 Fri - 1.4 Sun
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