素材:コットン 100%
生産国:インド
<サイズ(cm)>
A:約100 x 約225 Aは入荷し、在庫がございます。
B, C, D:約60 x 約195 こちらは入荷時期未定につき、一旦受注を終了させていただきます。
今回も、カッチの織り世界のシリーズ。カッチのNGO Khamirの推薦を受け、アドイ(Adhoi)村で織りの仕事をしているShantuben Ramesh Vankarをご紹介する。
彼女は、織りの仕事とは縁のない環境で育った。カカルヴァ(Kakarva)村で、7グレードまで就学した後、父親の農業の仕事を手伝っていた。1999年にアドイ村の織り師であるRameshの元へ嫁ぎ、家事の傍ら、少しずつ彼から織りを学ぶようになった。
当初はラバーリーの女性向けに、Ludi(ラバーリーが手がける羊毛糸を使い、Vankarが織る伝統的なベール)などを織っていたが、彼女たちの多くの装いと生活様式が変わるに従い、仕事がなくなり収入が減ってしまったという。
とはいえ、ラバーリーの女性たちの多くは、今もLudiのようなものを纏っている。機械織りの安価で美しい布が市場に出回ったので、高価で制作にも時間を要す、伝統的な織りが駆逐されてしまったのであろう。
その後、彼女は、NGO Khamirの支援を受けて、織りの仕事をするようになった。もうじき8年になる。現在では、カラコットン(カッチの原種コットン)の製品を主に手がけている。
彼女の作品は、彼女が嫁いだ織り師コミュニティ(Vankar)が、ラバーリーのコミュニティの主に男性に対して手がけてきたデザインが多い。アカシアの実から採れる染料や酸化鉄を使い、墨黒のような色を表現している。(染糸はKhamirが提供している。)
カラコットンも、伝統的な染料も、元来は地元で調達できる身近な素材であったが、長い間、商用としては絶えていたものである。それを復活させたことは、伝統的というよりも革新的なことである。
素朴な風景のなかで、革新の先端をいく試みが、日々起きているのがカッチなのだ。そして、それを女性の織り師が支えているのも、男性の織り師が九割以上を占めるとされるインド全土でみると、やはり革新的なのである。
・こちらは、2020年5月31日にSNSサイトGaam no Otlo Projectでご紹介の商品です。
・デザインは、ラバーリーなどのコミュニティに代々織りの仕事を提供してきたvankar独特のものです。主にラバーリーの男性が纏うショールのモチーフが再現されています。
・Khamirのサポートで、天然染料で染めた色糸を使っています。こちらの商品は、ひとつひとつ色味が多少異なることがございます。ご了承ください。
・現在日本に在庫がなく、プレオーダー(事前予約)のみとなります。プレオーダーがあることで、職人さんたちは将来に見通しが立ち、少し安心できます。
・ロックダウン(封鎖)の最中も、家と同じ敷地内にある工房でできるお仕事ですが、材料の調達などに制約があるため、お届けまでにお時間がかかりますことご了承ください。
生産国:インド
<サイズ(cm)>
A:約100 x 約225 Aは入荷し、在庫がございます。
B, C, D:約60 x 約195 こちらは入荷時期未定につき、一旦受注を終了させていただきます。
今回も、カッチの織り世界のシリーズ。カッチのNGO Khamirの推薦を受け、アドイ(Adhoi)村で織りの仕事をしているShantuben Ramesh Vankarをご紹介する。
彼女は、織りの仕事とは縁のない環境で育った。カカルヴァ(Kakarva)村で、7グレードまで就学した後、父親の農業の仕事を手伝っていた。1999年にアドイ村の織り師であるRameshの元へ嫁ぎ、家事の傍ら、少しずつ彼から織りを学ぶようになった。
当初はラバーリーの女性向けに、Ludi(ラバーリーが手がける羊毛糸を使い、Vankarが織る伝統的なベール)などを織っていたが、彼女たちの多くの装いと生活様式が変わるに従い、仕事がなくなり収入が減ってしまったという。
とはいえ、ラバーリーの女性たちの多くは、今もLudiのようなものを纏っている。機械織りの安価で美しい布が市場に出回ったので、高価で制作にも時間を要す、伝統的な織りが駆逐されてしまったのであろう。
その後、彼女は、NGO Khamirの支援を受けて、織りの仕事をするようになった。もうじき8年になる。現在では、カラコットン(カッチの原種コットン)の製品を主に手がけている。
彼女の作品は、彼女が嫁いだ織り師コミュニティ(Vankar)が、ラバーリーのコミュニティの主に男性に対して手がけてきたデザインが多い。アカシアの実から採れる染料や酸化鉄を使い、墨黒のような色を表現している。(染糸はKhamirが提供している。)
カラコットンも、伝統的な染料も、元来は地元で調達できる身近な素材であったが、長い間、商用としては絶えていたものである。それを復活させたことは、伝統的というよりも革新的なことである。
素朴な風景のなかで、革新の先端をいく試みが、日々起きているのがカッチなのだ。そして、それを女性の織り師が支えているのも、男性の織り師が九割以上を占めるとされるインド全土でみると、やはり革新的なのである。
・こちらは、2020年5月31日にSNSサイトGaam no Otlo Projectでご紹介の商品です。
・デザインは、ラバーリーなどのコミュニティに代々織りの仕事を提供してきたvankar独特のものです。主にラバーリーの男性が纏うショールのモチーフが再現されています。
・Khamirのサポートで、天然染料で染めた色糸を使っています。こちらの商品は、ひとつひとつ色味が多少異なることがございます。ご了承ください。
・現在日本に在庫がなく、プレオーダー(事前予約)のみとなります。プレオーダーがあることで、職人さんたちは将来に見通しが立ち、少し安心できます。
・ロックダウン(封鎖)の最中も、家と同じ敷地内にある工房でできるお仕事ですが、材料の調達などに制約があるため、お届けまでにお時間がかかりますことご了承ください。