0008 Soof Embroidery スーフ刺繍のストール GAM0008

17,600円(税込)〜33,000円(税込)

* カラーまたはサイズにより価格が異なります。

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素材:コットン
生産国:インド

2020年5月10日インスタグラムサイト@Gaam_no_Otloでご紹介の作品です。

カッチに居住するメーグワール・マールコミュニティによるスーフ刺繍。

はじめて、スーフ刺繍を刺すところを目にしたのは、Khamirのキャンパスだった。目の前でその精巧な刺繍を披露してくれたGeeta。Khamirのキャンパスで、夫と共に住み込みで働いている女性だ。(写真4枚目)私も、Khamirのキャンパスに寝泊まりすることが多いのだが、夜になると彼らに遊びにきてと誘われる。それから、彼らの住処を訪れスーフ刺繍の作品を見せてもらうのがお決まりのこととなった。

LLDCのミュージアムには、9つのコミュニティの移住と変遷の歴史がその刺繍と共に展示されているが、最初はメーグワール・マールーの説明だけを熱心に読んだのを覚えている。Khamir滞在中にいつも世話になるGeetaたち家族のことだと思うと、その遠くの歴史が自分に関わる何かとなったように感じた。

メーグワール・マールーコミュニティは、1971年のイン・パ戦争の際、インド側に協力したためパキスタンを発つことを余儀なくされた。17家族がホワイトランを36km歩き、カッチに辿り着いたという。2018年のカッチの布展の際、日本にやってきたShrujanのMayaben(女性)やKala RakshaのVimal(訪日団の中で最年少男性)も同じコミュニティの出身。(写真5枚目)

Vimalがスーフ刺繍を説明するトーク中、「コミュニティの中で、35歳以下でないとやってはいけないルールがある」と言及したとき、きみまろ的に会場がどよめいたことが忘れられない。(会場にいたお客様の多くは、35歳以上であったと推測される。)目が悪くなるからである。それくらい細やかなサテン刺繍である。

表からも裏からも違いがないほど美しく刺されているのも特長のひとつと思っていたが、この1月にKala Rakshaを訪問した際に、Mukeshから「元々は片面だけだったが、片面だけの方が難しいのでここ数十年は両面刺すようになった」ときいた。

ちなみに、「スーフ」という言葉は、イスラムの神秘主義スーフィーの語源でもあるという。
2018年、東京のOUTBOUNDさん主催/キチムさんを会場に開催されたカッチ・スター7名によるトーク後の質疑応答で、「スーフとはどういう意味ですか」と尋ねられた方がいた。
Vimalが、「Detailed, Sophisticated」(細かい、洗練された)と答えてくれたと思う。

そのご質問者は、東京外語大の教授でウルドゥー語の大家であることが後で判った。
「スーフ」の意味なんて知ってて当然の御方であった。後から考えると、会場の皆さんにより文化を知ってもらうための、お心遣いのご質問だった、と感じ入るのであった。
アマチュアイズムで突っ走っているためときに危ういCALICOであるが、いく先々で良き質問をしてくださるその筋のプロの方々に助けられていると感じる。

写真1、2枚目が、今回ご紹介するGeetaが作ったストール。写真3、4枚目はカッチの布展の企画者である元阪急百貨店の小松美恵子さんをお連れしたときのもの。インド滞在中一番の笑顔でした。
写真5枚目は、メグワール・マールコミュニティの出身のVimal(Kala Raksha)とMayaben (Shrujan)がカッチの布展にきていたときの様子。

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